ホテルの部屋で胡椒餅とお茶をいただきながらしばし休憩した後は、早速今回の旅行のメインテーマである迪化街散策です!
迪化街は乾物、漢方薬、お茶、布などの問屋街です。


この中でも私が期待していたのは布問屋さんです。こちらの永楽市場の二階にも布のお店がいろいろありますが、周辺にも多くの関連の店舗があります。


実は我が家には、リボンとか布とかがですね、売るほどあります。

そもそも、幼稚園バザーのための”人件費という概念のない世界での商品作り”で手芸に開眼しまして、熟練した内職おばちゃんレベルのスピードで子供用の髪留めを作れるようになったため、これネットショップで売ればいいんじゃない?という愚案が頭をよぎったことがあったんですよね。まあ、その愚案、実行にうつしたのですけれども。

ビックバンセオリーというアメリカで人気のコメディドラマがあるのですが、あるエピソードで、女優を目指しているブロンドのおバカキャラのベニーが、ヘアクリップで起業する!と思い立ち、まあ普通に破綻する、というアホ系起業によくあるパターンが描かれていたのですが、それを見てものすごく胸が痛かった

一応私、大学では経済学を専攻しておりまして、それでもって、つぶしがまったくきかないものの、証券系の資格も持っているんです。企業分析のプロにもなれる資格らしいです・・・ってあれ、一体何だったのかな・・・。

売れば売るほどなぜか赤字になるネットショップ失敗の名残として、衣装ケース10個分くらいの布切れやリボンやビーズなどが我が家の限りある収納スペースを圧迫しています。そのほかにも石や木の実や貝殻や・・・・・・。
家族からは「これ、いつ捨てるの?邪魔なんだけど」と言われるのですが、まず、捨てること前提であることが失礼な話ですよね!

いつか、きっと役に立つ日がくるはず!と思いつつ、まあ10年位経過してます。
そして、いまだにじわじわと増え続けているんですよね。
かわいい布やリボンを見ると、思わず・・・・・。

あ、でも、あの頃はミンネやメルカリのような手作り品が流通する市場が日本ではまだ盛り上がっていなかったんですよ。そう、今こそ、これが宝の山に変わるかも!


ということで、布の市場があると知って、もうワクワクが止まりませんでした。
片っ端からお店を周り、手芸材料チェックです。

・・・だがしかし・・・なんということでしょう・・・これが、またなかなか購入できずで・・・。たまにこれいいな!と思うと日本の作家さんものだったりして、価格が日本で購入したほうがリーズナブルなんです。

まあ、日暮里繊維街を回ってもなかなか買えないのと同じように、いろいろありすぎて、選択できないというのはありました。もう一度行けばきっと買えるはず!だからまた行きたい!


反省点としては、客家花布についてはいいものがお安かったので、欲しいイメージを自分の中で固めておけばよかったということと、周辺のお店まで片っ端から見るのではなく、永楽市場の2階に絞ってじっくり吟味すればよかったということです。

周囲のお店を何店舗も回ったのですが、買わないかもしれないのに長く居続けるのも気が引けてしまって、表面をさらっと見ることの繰り返しになってしまったんですよね。

あとは、何度も「どんなのが欲しいの」と聞いていただいたのにうまく説明できなかったので、欲しいイメージの写真を撮っておいてそれを見せればよかったです。次はそうしたい!


沢山の布を見てもなかなかこれと決められなかったのですが、後から入ったお店でひと目で素敵だな〜と惹かれたテキスタイルがあります。それは日本にも店舗があり、観光ガイドでもよく紹介されている印花楽(https://inblooom.jp/about/)のものでした。

モダンで素敵なので、最近お世話になった方へのささやかなお土産としてグッズを購入したのですが、自分用にはややお高く感じて購入せず。飛行機に乗ってからやっぱり購入しておけばよかった!と思ったので、蔵前のお店にも行ってみたいと思っています。