こちらが龍山寺です。
台北一のパワースポットということで、ぜひとも行きたいと思っていました。
うちの家族に”パワースポット”などと言うと、鼻で笑われますので、一人旅の今がいい機会です。

龍山寺エリアでの私の”したいことリスト”は以下の通りでした。
・龍山寺で参拝する
・おみくじをひく
・お守りを購入する
・東三水街市場を見る
・剥皮寮エリアを散策する。
・胡椒餅を食べる


参拝の仕方やおみくじの引き方などは台北ナビのこちらの記事で予習していました。
台北ナビ:拝拝(バイバイ)ってどうやるの?こちらをご参考!

とりあえず最初にろうそくとお菓子を購入したのですが、祈りのパワーに圧倒され、どこでどうしていいかわからなくなりとりあえず他の方がおいているところに一緒におきました・・。

一応順路通りに参拝し、途中学問の神様であるところの「文昌帝君」に多めにお祈りをしましたが、皆さん圧倒的な熱心さでお経を読み、参拝されておりまして、日本からふらっときた私の願いなど、届くのかなっていう・・・。
若い高校生くらいの地元の男子の集団も山のような捧げ物を持って真剣に祈っておりまして、また、お礼のお花なども大量にあり、もう熱量がすごかったです。


圧倒されつつ一通り参拝し、いよいよおみくじです。

願い事は「家族の健康」とか漠然とした一般的なものではなく、より具体的に用意し相談したほうがよいと書かれていたので、事前に相談したいことを考えておきました。

写真がボケていてなんだかわからなくなってしまっているのですが、基本的な流れは次の通りです。

①自己紹介・相談ごとを言う⇒②下の写真の手前の缶の中にある赤い杯を2枚とって、その杯を2つ合わせてから地面に落とし、表裏となったらおみくじ札を引ける。表表・裏裏の場合は「その質問には価値がない」と神様が判断したということ。⇒③おみくじ札を引いて番号を確認⇒④また杯を落としてその番号でいいか確認⇒⑤おみくじの棚からおみくじをいただく

これがですね・・・永遠ループ状態になりました・・・そんなに私の願いは「価値がない?」っていうね・・・。

日本語が伝わってないのかなとか思いつつ、少しずつ微妙に願い事を変えていったので、最後の方はかなり違う感じの願い事になってしまったのですが、やっとおみくじをいただいていいよってことになりました。30分以上杯を落とし続けましたね・・・。

そして、いただいた結果は・・・・・・・。

わたくし、今まで人生で幾度となくおみくじを引きましたが、確実に我が人生低の、圧倒的な悪さ!!!!!!

最初、大吉とか上上とか書いてある欄が空白だったので、あれ?と思ったんですよね、
しかし、書かれている内容を見ると、たとえ中国語がわからなくても悪いことが一目瞭然!
漢字が理解できる国民であることがむしろ悲しい!
全てが恐ろしいほどに悪い!もう一分の隙もない悪さ、容赦のない悪さです。

震える手でスマホで検索すると、案の定、「空白」は「凶」以上に悪いという!!!
ここここれは・・・一体どうすれば・・・。

願い事もわざわざ考えたかなり具体的な願い事だったので、ショックが大きいです・・・・。
しばし思考停止で硬直しましたね・・・・。
日本だったら、悪い結果がでても、神社の木に結びつけてお祓いしてもらえるような感覚がありますよね。
でも、このおみくじは持ち帰らないといけないそうなんです。

もう、今ここで燃やして、なかったことにしたい!!と思いましたが、ばちが当たりそうなので二度と目に触れないように10回くらい折りたたんでかばんの奥深くに押し込んでみました・・・。


放心状態のまま、よろよろと龍山寺から退出したのですが、そういえばお守りを購入するんだったと思い出し、子供達のお守りを購入しに戻りました。でも、もはや信じたくないような、微妙な心持ちです。


気持ちを落ち着けるべく、あてもなく龍山寺界隈を歩くことにしました。

しかし・・・龍山寺界隈は、雨が降っていたせいもあるのでしょうが、ちょっとした小道に入ると・・明らかに雰囲気が悪いところがありました。

ぶれていてよくわからない写真で、かつ、この道だったかどうかも定かではないのですが、おじさんたちが軒下にたむろしていて、たまに半裸のお姉さんが立っていたりして・・・・。

そういえば、当初、私はこの付近のシーザーメトロ台北に宿泊したいと思っていたんです。
5つ星なのにリーズナブルで新しく、プールもあり、駅からも近く、夜市もあるし近隣にスーパーもあってよさそうだったんです。

でも、当ブログの”台湾の子連れ家族旅行おすすめホテル”についてアドバイスしていただけることになった(というよりほぼお任せ)minさんに相談したところ、「うーん・・・ホテルには行ったことがないからシーザーなら悪くはないと思うけれど、街歩きがメインならもっと違うエリアをお勧めしたい」と言われて考え直したんです。

たしかにふらっと一人で歩くのはちょっとどうかなと思うエリアがありました。


まずいと思い、大きな通りを歩くことにしましたところ、行きたいと思っていた東三水街市場がありましたので、行ってみることに。

豚や鳥がありのままの姿で販売されていて、インパクトがあります。いかにもうちの家族が嫌がりそうな場所だったので、満足です。

しかし何しろ、おみくじの悪さを引きずっているので気分が晴れません。


市場で果物でも買おうかなと思い、そういえば龍山寺では胡椒餅を食べたいと思っていたことを思い出しましたので胡椒餅のお店を探すことにしました。

お店は、龍山寺駅の前の公園の横の脇道を入ったところにあります。その公園のベンチにはおじさんたちがずらっと座っていて、似ているのは場外馬券売り場の雰囲気です。

そして、胡椒餅のお店というのが「・・・え・・・ここ・・・?」っていう脇道にありました。この建物と建物の間の道です。

ちょうど訪れた時は私の前の方でタイミングよく売り切れで、30分待ちということ。

感じる。おみくじ効果を感じる・・・。

雨の中、場外馬券売り場的な場所の周辺で待つ気持ちにはなれなかったので、注文だけして(たしか50TWD(約200円弱)くらいでした)交換の札のようなものをいただき、行きたかった剥皮寮歴史街区に行くことにしました。


レンガ造りのとても素敵な場所です。

雨が降っていたのですが、そこここで撮影が行われていました。ウェディングドレス姿で撮影されている方もいらっしゃいました。

おもむろにかわいい女子お二人に二人の写真を撮って欲しいと言われたのですが、この私でいいんですか、こんなおみくじの欄が「空白」の私でいいんですか?失物も二度と出てこないわたしですけれども?という気持ちでした。
お二人に幸あれ・・・。


30分後に胡椒餅を受け取ったのですが、一口いただいて油で唇を火傷して、おみくじ効果をここにも感じたため、残りはホテルでいただくことにしました。ずっしりと食べ応えがあり、胡椒がガツンと効いていて八角の風味もあり美味しかったです。


そしてうまく気持ちを切り替えられないまま、Uberのサービスを利用してホテルに向かうことにしました。

台湾でのUber体験については、別途書きたいと思うのですが、ホテルまで向かう車中で必死におみくじの内容を検索しましたところ、龍山寺の全おみくじ結果について日本語で解説してくださっている神サイトを見つけました。

こちらです(個人の方のサイトなのですが、勝手にリンクさせていただいてすみません)
日本で作れる台湾料理|龍山寺のおみくじ解説

私は、こちらのサイトの内容に非常に救われました。
おみくじの最初の方の漢文のような部分の解説を書いてくださっているのですが、「今は何をしても悪い時期だけれども、それでも淡々と頑張っていればいずれ時は来る」というような、救いが残る内容であるということがわかりました。

Uberタクシーから降りる頃にはおかげさまで気持ちも切り替わっていました。本当にその節はありがとうございます・・・。


一応訪れた場所の地図を添付します。