松山城を堪能した後は、帰りは迷わずロープウェイでくだりました。
ロープウェイ駅にあった看板を見て、次男が、「坂の上の雲ミュージアム」へ行きたいと表明したため、サウナの中をミュージアム方面へ向かって歩きます。
途中、ロープウェイ通りにあるえひめ県観光物産館へ立ち寄りました。
ここにも蛇口からみかんジュースがありました!空港350円に対し100円です。
美味しいです。
みかんジュースでエネルギー補給した後、また歩きます。
坂の上の雲ミュージアムは大街道駅にほど近く、松山城からは徒歩8分ほどなのですが、それだけの距離なのに、遠く感じます。
とうとう気温は35度になりました。
こんな中での復旧作業は本当に大変ですよね。
そして、どうするのでしょうね・・・東京オリンピック。
饒舌だった次男が、次第に無口になっていきます。私も身体中が暑いのに、喉の奥だけ変に冷たいような嫌な感じになってきて、これはまずいのでは?と思った頃、ようやく到着しました。
出た。コンクリート打ちっぱなし!
いかにも安藤忠雄氏設計ですね。
坂の上の雲ミュージアムは、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の登場人物秋山好古、真之、正岡子規に関連する展示などがある施設ですが、同時に、松山市全体を「屋根のない博物館」に見立てる”坂の上の雲フィールドミュージアム”構想の中核施設となっているそうです。
次男は一時期坂本龍馬が好きで小説を読んでいたのですが、我が家の本棚の龍馬本の隣に「坂の上の雲」があるため、気になったようです。
入館し、二人とも無言のまま、近くのコーナー前のベンチに座り、展示ビデオを見ました。
普通なら、さっと通り過ぎるコーナーなのですが、我々のように疲れを癒やすことを主目的としてご覧になっている方が多いのか、そこが一番人気があるコーナーでした。
4本立てのミニビデオを全部見終わる頃にはライフが多少回復したので、館内を一通り見学しました。
小説「坂の上の雲」の中の
「信や、貧乏がいやなら、勉強をおし」
という言葉が引用されているところがあり・・・、
私 「ほらね、昔の人も言ってるよ」
次男「・・・絶対言うと思った・・・ママはそうやって自分に都合のいいことだけ抜き出すよね、そういうのやめたほうがいいよ」
抜き出したのはママじゃないよ!
坂の上の雲は、NHKでドラマ化されていますが、途中の壁にドラマの役者さんが書かれた色紙のようなものが飾られていました。その中に、正岡子規役の香川照之さんのものがありました。
それをみた次男
次男「香川照之って・・・・これ・・・カマキリ先生と同じ名前なんだけど・・・」(注:カマキリ先生 http://www.nhk.or.jp/school/sugoize/)
私 「ああ、それ、カマキリ先生だよ」
次男「えっ!!!カマキリ先生ってこんなことしてるの!」
私 「・・・うん・・どちらかというとそっちが本業かな・・・」
次男「まじか」
次男にとっては、カマキリ先生が、俳優だったということが一番衝撃的だったようです。
次男「あの人さ〜大人なのに、あんなことしてて、大丈夫なのかなって思ってたんだよね」
私 「いやいや、カマキリ先生、実はけっこうすごい人よ?」
香川照之氏について、おもむろにスマホで調べ、熟読する二人。
秋山兄弟や正岡子規よりも、香川照之の人生についての学びがありました・・・。
ミュージアム自体は小規模で、小さい子供が行って楽しめるというところではないですが、小学生以上なら、何かしら学ぶものがあるのではないでしょうか。
途中、子供向けのちょっとしたアクティビティコーナーもあります。
館内の窓から綺麗に「萬翠荘」が見えました。
私はミュージアムよりもこちらに行ってみたいと思っていたのですが、もう本当にすぐそこなのにも関わらず、とにかく暑すぎたので、やめました。
さらに、当初の計画では、松山城の後、道後温泉に行く予定だったのですが、力尽きたため、とりあえず今日の宿にむかうことにしました。
コメントする