(真面目に渡航をご検討されている方の参考にはなりませんのでご注意ください)

今週やっと次男の中学受験が終了しまして、ジェットコースターのような気持ちの揺れを味わった後、放心状態を経て、ただいまやっと意識を取り戻したところでございます。

そんな中でも、日々、新型コロナが勢力を広げておりますね〜〜。
どうですか?
今月、バンコク女一人逃避行2泊4日・・・。
仕事でもなんでもない、ただのストレス発散逃避行・・・。
やはりキャンセルするべきなんでしょうか。。。


一応現状につきまして、確認しておきたいと思います。

状況確認

①世界の状況

John Hopkins大学のCSSE(Center for Systems Science and Engineering)がWHO等のデータからまとめている新型コロナウィルスの感染追跡データによりますと(John Hopkins )、現時点での感染者数では、日本は45人と、中国以外では、堂々の第1位に躍り出ております

これを書いている今もクルーズ船内で新たに41人の感染確認という報道がありましたので、今や圧倒的首位ですね。
2位、3位はシンガポール、タイと続きますが、タイは武漢からの観光客が一番多い国(2位は日本)らしく、”みつかってないだけじゃないか疑惑”も濃厚でございます(日本も同様)。
このことだけから判断しうることしましては、”日本のほうが危険”もしくは、”日本もタイも同じくらい危険”であり、あえてバンコクへ行かない理由は特にないと言えましょう。

②外交の状況

外務省海外安全ホームページによりますと、現段階では、「湖北省に対して感染症危険情報レベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を,中国のその他の地域に対して感染症危険情報レベル1「十分注意してください」」です。
外務省によると、タイは感染症危険情報はありません。
危険情報としましては、バンコクについては、”イスラム武装勢力によるテロに十分注意してください”のみです。

③日本国及び周辺各国の対応状況

・アメリカでは、2月2日に発令された大統領令により、米国入国前14日以内に中国(香港特別行政区及びマカオ特別行政区を除く)での滞在歴がある外国人(米国市民の直近の家族、米国永住者、航空機乗組員を除く)の入国は禁止されています(アメリカ大使館)。
・ロシアは、国境閉鎖、入国禁止、以外にも”感染した外国人を国外退去”という。それって、発症している状況で国から追い出すってことでしょうか?さすがおそロシアですね。
(追記)武漢からロシアに帰国した人々はシベリアのキャンプに送られ2週間隔離されるそうです(ロイター通信2/6)。期待を裏切らないロシア。私の中でウラジオストクに行きたい気持ちが半減しております。
・シンガポール、オーストラリア、イスラエル、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、フィリピン、モンゴルなども中国本土からの入国全面禁止だそうです。
・また、ベトナムは「過去14日間以内に、中国本土(香港・マカオを含む)に渡航またはトランジットされた外国籍のお客様の搭乗、ベトナム入国および乗り継ぎの拒否」だそうなのですが、私、今回、バンコクに決める前に、香港かマカオ乗り継ぎでのダナンを絶賛検討したものの予算上の理由によりバンコクにしたのですが、もしそれを決行していたらなら行けなかったってことですよね。

一方日本は、”中国・湖北省からの日本人以外の入国を原則、拒否する方針”だそうで、本土からの入国制限などはしていません。
そしてタイ、入国に関して今のところ、何も制限している様子がないのですが、私の検索能力がないのか、どうなっているのでしょうか・・・。
一応、「空港でサーモスキャンでスクリーニングしているし、健康注意カードを配布しているよ」(新型コロナウイルスの発生に対する予防措置について(2019-nCoV.))と言っていますが日本以上にザルですね。

・おおっと思ったのがミクロネシア大統領府。日本を感染国と指定し「日本からの直接入国禁止(14日間ルールの適用)」(在ミクロネシア日本国大使館)ですよ。

日本はもう感染国。私達はもう汚染されているという。

「バンコクに行けるかな?♡」とか言っている場合ではなく、日本人は入国NOとか言われる日も近いのかもしれません。
2/4には「日本からタイに帰国のタイ人男女2人について、新型コロナウイルスの感染が確認された」との発表もありました。

・・・まあでも、バンコクも日本も現状は同程度にザルですので、今のところ、タイは(入国できるかできないかという意味においてだけは)大丈夫そうですね。

④旅行産業の対応状況

やはり、ANA・JALなどのレガシーキャリアのほうが、キャンセル対応などは柔軟ですよね〜。
この記事は、香港エクスプレスのキャンセル対応に関する内容でした(「新型コロナ騒動のウラで、「格安LCC」で大損した30代女性の悲劇(現代ビジネス)」)。
私が今回予約したノックスクートは、中国各都市に就航しており、中国本土とバンコクを結ぶ便については、キャンセル料なしで払い戻しできるようですが、それ以外の都市については、今のところ何も対応はないです(https://www.nokscoot.com/en/bookingpolicycn/)。

つまり、私の格安便はキャンセル料100%です。これでキャンセルしたら「新型コロナ騒動のウラで、「格安LCC」で損した◯代女性の喜劇」なわけです。

④世の中の対応状況

バンコク旅行もSNSなどを拝見するとキャンセルされる方が多いようですね。
カナダの世論調査機関の調査によると、「2020年後半に中国やシンガポール、タイ、日本など、カナダよりも深刻な影響を受けているアジア地域に旅行する計画があると仮定した場合、それを実施するかという設問に対し、48%がキャンセルすると回答した」そうです。((ジェトロ「 アジアへの旅行想定の質問に半数がキャンセルと回答、新型コロナウイルスの世論調査」)

キャンセルされてしまう国に住んでいるという現実があるわけですよね。


考えられるリスク

今回のバンコク行き(2泊4日)でのリスクシナリオを考えてみました。

その①行きや帰りの機内で新型肺炎を発症している人が見つかった場合にバンコクか日本で14日間隔離される。
その②タイで感染してきて、日本に帰国後発症し、発症までの期間、感染源となるとともに、発症後隔離される。

いずれにしても、自分の感染は旅行に行った浅はかさの責任ということでやむなしとはいえ、家族に感染してその家族が会社や学校で誰かに感染させるということが最悪の展開ですよね。


対応策

①海外旅行保険に入る。
一人なのでカード会社付帯の保険でなんとかなるかなと思っていたのですが、念の為追加で入っておくことにします。

②マスク及びアルコール消毒ジェルを持ち歩く
バンコクは、PM2.5の大気汚染もひどいためマスク率が高いようなのですが、旅行中はマスク必須ということですよね。

③人混みに行かない。
人との距離を2mくらい保って行動できるようにしたいですね。

しかしながら、私、最寄り駅の沿線電車のラッシュ時の車内よりも混んでいる場所って、今まで経験なく、そして每日のように汚染国日本のその電車に乗っているのですが、マスクをしているとはいえ、そっちのほうがリスク高いのではないでしょうか、どうなんでしょうか。
2m以内が感染の濃厚接触距離らしいですが、每日見知らぬ他人と濃厚接触しまくりですが・・・。


いや〜。
いまだ行く気満々なんですが、どうなんでしょうかね〜。
マスクして、消毒しまくりながら、そこまでして旅行したいのかと己に問いかけつつ・・・。

ちなみに私が旅行することを、夫は、まだ知りません・・・・・・。
彼、先週、大阪出張をとりやめたのですが、その理由が”春節で大阪に中国からの観光客が多い”という理由でありまして・・・そこまで危機感をもって対処しているにもかかわらずびっくりですよね、まさか最大の敵が家の中にいるとはね・・・。旅行計画が発覚したら200%反対されますね・・・。