到着した日は、むら咲むら内の広場で、読谷村の青年会がエイサーを披露していました。生き生きと力強くて、躍動感あふれる若者のエイサーが素晴らしかったです・・・とまるで小学生の夏休み日記のような感想ですが。。。
それはそれとして、私が、何よりもすごいよねと思ったのは、「青年会」という組織ですね。
今まで何度か沖縄ではない地方の方の大掛かりな結婚披露宴に出席させていただいたことがあるのですが、毎回きまって登場するのが、「青年会」もしくは「消防団」のなんともいえない下系の余興・・・・・・はおいておくとして・・・・・人間関係の希薄な東京砂漠に在住するものとしては、何その組織?面倒くさそう・・・と思ってしまうのですが、青年会とか消防団って参加必須な組織なのでしょうか・・・?。
エイサー自体も素晴らしかったのですが、地域の若者達が「定期的に集まってエイサーの練習などしているらしい」というそのことがすごいな~と思いました。
我が家のおとぼけ息子たちが、「今日は青年会でエイサー練習してくる」とかなさそうですし、伝統を守ることへの熱い思いと申しますか、守りたい伝統もないといいますか・・・やっぱり親が・・・親がだめなんですかね・・・(汗)。
しかしながら、そんなダメ親の思いとは別に、長男は学校の運動会で、なぜかエイサーを踊ったこともあり、「本物はやっぱりすごいね~!」と心底感動していました。
そして、どこかなつかしい感じのする村の中の商店でカキ氷をいただきました。
体験王国「むら咲むら」自体は、全体的になんともいえない、ゆる~い空気が漂う施設なんです。
いや、ハードというか、この琉球の町並みはすごいと思います。そもそもびっくりなのが、このむら咲むらの石積みの壁や建物すべて、NHKの大河ドラマ『琉球の風』のオープンセットだったということです。『琉球の風』・・・見たことないですけれども、「信頼、見ごたえ、公共放送・・・NHKは皆様の受信料でものすごいセット作っちゃいました!」ってことですよね。
そして、当初は、「スタジオパーク南海王国・琉球の風」という施設だったらしいのですが、経営悪化により、読谷村に無償譲渡されたそうです。
むら咲むらのパンフレットには、「今まで観光にまったくかかわったことのなかったメンバーが、新会社をたちあげ、試行錯誤、知恵を出しあい、少しずつ想いをカタチにしてきました・・(中略)・。5年がかりで、30余の体験工房を集め11年目にして、宿泊施設をOPEN。・・・・(後略)・・・」と書いてありましたが、そんな感じがとっても伝わってきます。
体験工房はそれぞれテナント形式で運営されている様子で、むら咲むら自体に入園料が必要(※ホテル宿泊者は無料)なことの意味がよくわからなかったりもありますが、・・・・・・かっちりした商業施設に慣れきってしまっているおのれの心が洗われるようなゆるさ加減です。スタッフの方が楽しそうなのがとってもいいなと思います。
「いっそのこと入場料をもっと高めにして、「3つの体験が無料でできる」パスポート付き!とかにしたらどうなんだろうね・・・」とか、「夏なのにこの人の入りはなんともね・・・」などと、言いたい放題の私に、
「そういうね~、ちらっと寄っただけの外部の人がね、現場のことを何もわかってないのに、偉そうなことを言うのは良くないよね。これはいいのこれで!頑張ってるの!テーマパークとしての統一感がまったくない感じがね、それが売りなんだよ!利益とかどうでもいいの!」と、支離滅裂なパパ。・・・パパ・・・パパのお仕事・・・またずいぶんと大変なことになっている様子だね・・・(涙)・・・。大丈夫・・・むら咲むらは私のつぶやきなんて聞いてないから・・・。
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