「外を歩きたくない」というパパの要望を受け、雨でもないのに雨の日プランで検討していた「沖縄県立博物館」に行くことにしました。

ロワジールホテルイースト(旧チサンリゾート那覇)より、タクシーで20分くらい1,580円の距離でした。那覇はそれなりに渋滞しているんですね。

博物館の建築物としての外観が素敵ですね。グスクをイメージしたものとのことですが、インパクトがあります。
コインロッカーが無料で、大きな荷物も受付で預かっていただけます。これは旅行者にありがたいサービスですね。

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「総合展示室」を中心に周囲を、自然史、考古、美術工芸、歴史、民俗の5つの部門展示室がかこんでいます。総合展示室や考古、美術工芸、歴史などはたしか撮影不可でした。

自然史部門では、沖縄の生き物についてわかりやすく説明されています。ここでイモガイとマガキガイの違いを知りました・・・。

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私が一番楽しかったのは沖縄の民族展示部門です。
沖縄の魔よけの数々。実際に使われてますよね~。シーサーや石敢當(いしがんとう)はよく気が付きますが、そういえば、貝もあった!あれも魔よけだったのね~と新たな発見があって面白かったです。
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沖縄の結納品セット・・・すごいですね・・・。
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そして何よりこれ!沖縄の伝統的な村落の仕組みです。自然とか、信仰、祭祀、本家や分家など・・・・戦争によって旧来の村落が分断されている地域もありますが、そのまま残っている地域もあるようです。部外者がふらっと行ってもなかなかはいりこめなさそうで、かつ、仮に自分がこの中にいたら、いろんな方のお叱りをうけまくってそう・・・などと思ってしまいました。そういう意味では、誰でも何しててもあまり近所に気にされないような東京って私にとっては楽なのかもしれないな~。
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子供達が一番楽しんだのがこちらの「博物館ふれあい体験室」です。
子供が手にとって遊びながら学べるように工夫されていて、係の方も遊び方などを丁寧に説明してくださいます。
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息子達は、この石積みパズルに熱中していました。
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ミュージアムショップにも素敵なグッズがいろいろありました。
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今回沖縄南部の旅程を考えた際に、第二次世界大戦の激戦地となった南部の戦跡や平和祈念公園なども立ち寄ろうかと迷ったのですが、大人の起こした戦争の悲惨さを伝えるには息子達はまだ幼すぎると思い、やめました。ただ博物館での歴史の展示コーナーではよい機会だと思い少し説明していたのですが、展示されていた米軍が撮影したと思われる記録ビデオには、子供の悲惨なシーンがあり、おもわず一緒にみていた息子の目を手でふさいでしまいました。沖縄の1/5はまだ米軍基地なんですよね。こんなに美しい海と自然の中で人が殺し合わなければいけなかったのかと思うと、戦争って何なんだろうと思います。
長男か次男がまだベビーだった頃に、デパートかどこかの報道写真展で「空爆で崩れた建物の影で赤ちゃんに母乳を与える母親」の写真を見たことがあるのですが、ホルモンの状態もあって涙が止まらなかったです。世界にはまだ紛争状態の国がたくさんあるんですよね・・・。そして女はそもそも戦争なんて起こさないような気もするんですよね。
こんなふざけたブログを書いている私ではありますが、戦争だけはおこしてはいけないなと改めて感じました。