越中宮崎駅から富山駅に向かいます。

車中で、ふと気がついたのですが、私の荷物がずっしりと異常なまでに重いんですよね。



はっ・・・!

なんということでしょう。
化石に加え、海岸に戻しておくつもりで忘れていた”ひすいでもなんでもない海岸の石”まで加わっていたのです。

リュックで身軽にって何のこと?

この石・・・どうすれば・・・・?
石ってゴミ箱に捨てていいようなものではないですよね・・・。
ゴミではないし・・・・・。
ゴミだと仮定して、それは何ゴミ?

葛藤する私を乗せて、電車は無事、富山へ到着。


当初は黒部の方に向かう予定だったため、富山市街でどう過ごすのかを考えていなかったのですが、雨なので室内で楽しめるところということで、富山市の科学博物館に向かうことにしました。

科学博物館へ向かうバスを待っている間・・・

次男 「富山駅って(越中宮崎と比べて)すごい発展してるよね。高いビルも多くて、富山はすごいね!」
隣にいらっしゃった老婦人「どこからきたの?」
次男 「東京です」
老婦人「・・・・
「前ね、孫のサッカーの試合が東京であったから、娘夫婦と私とみんなで東京へ行ったのよ。渋谷。あそこ、まともな家が一軒もないね。マンションばっかで」
私  「ああ・・・・・渋谷は土地が高いですからね」
老婦人「ああいうのはよくないね」
私  「サッカーの試合で東京までいらっしゃったんですね」
老婦人「孫は富山◯◯高校よ!」
(・・・おそらくきっと相当すごいのだろうと思うのですがよくわからなくてすみません・・・・)
私  「それはすごいですね!」(適当)
老婦人(次男に)「男はね、ちゃんとした家を建てなきゃだめよ。家を建てて一人前なのよ」

・・・我が家はマンション暮らし・・・・きっとこの先もずっと・・・。


思わぬところで、夫が一人前ではないことを改めてつきつけられつつも、バスに乗り込み科学博物館前の停留所で降りました。

市立博物館ということで、それほど期待していなかったのですが、なかなかに充実していました。特に体験型の展示で、ウォータージェットで紙を切断したり、台風の発生をドライアイスで体験したり、ダイヤモンドダストを実際に見ることができたりといった展示はとても印象的で、楽しめました。

富山観光の際に、運悪く雨に降られたりした場合もここならお子さんは楽しめるのではないでしょうか。

      

プラネタリウムもあり、次男リクエストにより2番組連続で見ました。プラネタリウムは1回分は入館料に含まれていますが、2回目からは追加で料金がかかりました。

見た番組は「ロンドン自然史博物館(大英自然史博物館)のひみつのツアー」と、「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検2」でそれぞれ40分だったのですが、わざわざ富山での貴重な時間を費やしてまで見る必要があったかというとどうかなというのと、そもそもドラえもんの方は都内の別のプラネタリウムで見たことありました・・・。


富山市科学博物館を満喫したところで、ランチのお店を探しつつ、ザーザー雨の中、金沢城方面に歩いて行くことにしました。背中の石がかなり重いです。

富山といえば、鱒寿司やホタルイカ、日本海の幸、おいしいものがいっぱいありますよね!

そんな中、次男が選択したのは・・・

よりによってイタトマ!どこにでもある!

すぐとなりに回るお寿司屋さんがあり、そこにしたい私と揉めたのですが、近くで行われていた怪しすぎるドラえもんのステージを見ないことを条件(次男が見たいと主張)に、イタトマに決定しました。


一息ついて元気を取り戻し、途中、本日宿泊予定のホテルに石を預けた後、富山城へと向かいました。

 

3重の城郭を模した建物である富山城は内部が富山市郷土博物館となっていて、戦国時代に築城されてからの歴史についての説明展示などがありました。

一通り見学させていただき、一応富山を訪れた意味があったと自分を納得させたところで、本日のホテルに戻ります。