地域によって、また二学期制の学校などでは、すでに新学期がスタートしているようですが、我が家の息子達は今年は9月2日から新学期スタートです。
毎年のことですが、息子達、いまだに、夏休みの宿題の大半が終わっていないっていうのはなんなんでしょうか。長男にいたっては、「先生が督促を諦めるのを待つ作戦」を今年も発動するらしく(去年成功)、一体全体どういう社会人になるのか心配ですね。親の顔がみたいです。


私にとってのこの夏は台湾以外での楽しい記憶はあまりないのですが、めったにない接待的な会食がありましたので、記録しておこうと思います。

この夏、個人的な関係で、海外からのお客様をおもてなしすることになりまして、きちんとした個室のあるお店を探していました。

以前も私がお世話になった外国人ファミリーの東京観光をアレンジしたことがあったのですが、比較的気軽な関係でしたし先方も子連れでしたので、一緒に行くお店も、くら寿司とかサイゼリヤとか丸亀製麺など、”我が家御用達”のお店のほうがむしろ喜ばれたくらいでした。


しかし今回は、長らくその感覚を忘れていた”接待”的な雰囲気でおもてなしする必要があるお相手で、かつ、会社の経費で落ちるようなものとは違い、個人の”予算”というものもありました。

その予算というのは、サービス料や飲み物代などすべてこみで一人分一万円以内。
一人一万円?そんなの楽勝でしょ?って思われませんでしょうか?
私は思いました。
前述の我が家御用達のお店においては、家族全員好きなだけ食べても一万円でお釣りが来ます。

しかし、イメージとして政府の要人をつれていったり、結納をしたり、還暦のお祝いのようなことができるお店っていうのは、意外とないんですよこれが!(※お相手は政府の要人でもなく、結納でも還暦のお祝いでもないです)

そういうお店はたいていサービス料がかかりますし、飲み物代が別の場合、ジュース1杯1,000円くらいしますよね。また、今回は個室がよかったのですが、通常は個室料もかかります。
そういうのも全てコミコミで・・・と考え、まあ、ありがちではあるのですが、選択したお店がこちらです。


「東京芝とうふ屋うかい」、そしてランチ。

会食が日中でもいい場合、ランチはお得ですよね〜。
うかいといえば、うかいグループの一つ、『銀座うかい亭』は2017/11月にトランプ大統領が来日した際に、安倍総理がおもてなしをしたことでも有名です。『銀座うかい亭』は鉄板料理やさんですので、メインはお肉です。ランチなら、9,720円からありますがサービス料(10%)は別です。

芝公園のとうふ屋うかいの場合、なんといっても売りは”とうふ”ですので、”肉”と比較するとリーズナブルです。
そして平日限定のランチは5,940円(サービス料10%別)からございます(※10月より価格改定で6,450円から)
このコースなら、グラスワイン(1,400円)や、季節のフルーツジュース(1,300円)をお願いしても、予算内におさまります。
しかも個室料金はかかりません(人数が少ない場合は個室にはならないこともあるそうです)。

そして、海外からのお客様接待において何よりもポイントが高い理由は、その立地とお庭です。東京タワーのすぐそばで、東京タワーを真下から眺めることができ、かつ、店内に日本庭園もあるというところが、決めてになりました。

皇居の横のパレスホテルの和田倉とも最後まで迷ったのですが、個室料の有無と、会食後に東京タワーに行けることを鑑みて、こちらにしました。


そんな、お庭などの様子はこちらです。入り口から見上げると東京タワーが見えます。

お店へと続く道も、雰囲気がありますよね。

お土産どころもあります。


鯉の泳ぐ池や、水車などもあり、Aさん(今回のおもてなしのお相手で、年配の男性です)は何枚も写真を撮っていました。


着物姿の案内の方が、すぐに受付してくださいまして、個室に案内してくださいます。館内の装飾や展示物等についても、丁寧に説明してくださいました。

氷柱です。


今回いただいた、芝公園とうふ屋うかい(の一番リーズナブルな竹コース)のお料理はこちらです。

先付:手延そうめん

名物:あげ田楽

中庭で焼いているところを見学することもできました。甘い味噌がつけてあり、ネギをたっぷり載せていただきます。Aさんにとてもヒットしていました。

お造り:本日の湊より

まぐろをいただきました。

冷やし鉢:にしん茄子

Aさんは若干苦手だったようですが、私はとても美味しくいただきました。

八寸:とうきびすり流し・ごま豆腐・ほおずき山桃・あゆ笹ずし

Aさん、笹ずしがどうかなと思っていましたが、おいしいおいしいと召し上がってくれました。

名物:豆水とうふ

クリーミーでお豆腐の味も濃く、とてもおいしいです。Aさんがお豆腐が苦手だったらどうしよう・・・お豆腐屋さんにした意味が・・・と思っていましたらもおいしいと召し上がってくれたので、ほっとしました。

お食事:しょうがご飯

甘味:青梅くずきり

全体としては、お上品にまとまっておりまして、お相手が大柄なアメリカン男性だったりすると足りないかもしれませんが、今回は、スリムなアジア圏の方だったこともあり、大丈夫でした。

ひとつひとつ丁寧にゆっくり給仕していただけるので、満腹中枢がいい感じに刺激されて、途中でお腹がいっぱい感じるというのもあるかもしれません。女性にはちょうどいいのではないかなと思います。


今回、小学生の次男には『お子様膳』をお願いしました。事前にアレルギーなどをお伝えすると、お料理を考慮してくださいました。大人の場合も同様に対処してくださるそうで、アレルギー以外にもベジタリアン等も考慮していただけるようです。
我が家の次男は少食なので十分でしたが、高学年のお子様 には少し少ないかもしれません。


そして、食後は東京タワーへ。ゆっくりお食事をいただいて、東京タワー、タワーでのお土産やさんめぐりも含めて4時間くらいだったのですが、Aさんは”日本を満喫”した感をもってくださったようで、おもてなしとしては、いいコースだったのではないかと思っております。


8月の平日昼に伺ったのですが、お客様の半数以上が外国人の方でした。接客も丁寧で、お祝いの席などにもぴったりですよね。接待でよく使われるのもわかります。お食事だけですが、非日常感を味わうことができました。

立地やお庭や接客などのことを考えると、平日限定ランチはリーズナブルと言えるのではないかと思います。
また機会があれば、ぜひ訪れたいですが、おそらく当分機会はないので、記念に記録してみました。