坂のある函館の街の風景を見ながら、最初の目的地、函館市北方民族資料館に到着しました。函館市北方民族資料館、函館市文学館、旧函館区公会堂、旧イギリス領事館の中から2館、3館、4館全てを入館することで割引になるチケットがあります。函館市重要文化財の旧函館区公会堂と有形文化財の旧イギリス領事館の2館は見ておきたいので、北方民族資料館を含めた3館チケットを購入しました。

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館内、またもや我々以外に誰もいません・・・。皆様、北方民族にご興味ございませんか?

私は、木を削って作られた祭事の道具や、丁寧な手仕事の衣類や装身具のデザインなどが興味深かったです。様々な模様にいろいろな意味があるようです。人間って、最小限度のモノしかない生活の中でもデザインなどに工夫を凝らすものなのだというのが面白いです。縄文式土器とか縄模様とかつけちゃうわけですよね。

関係ありませんが、昔、私が中学生の頃、面倒な家庭科の刺繍の宿題を刺繍好きな母親にやってもらったことがあるのですが、出来上がった刺繍は右下のような文様で、子供がやっていない感に溢れていたことを思い出しました。

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そして次男、ポケモンを捕まえた後は、この資料館で特に関心があることはなかったらしく、とりあえずまたもやDVDのボタンを押してました。誰もいない資料館の片隅でDVDを見る二人・・・。よくある光景ですね。

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気を取り直して、次の場所「旧イギリス領事館」へ。ここは一般的な観光ルートに含まれているようで、大勢の観光客で賑わっています。

途中で出会ったどなたかの像。お花が綺麗です。なんでも、こちらでは結婚式ができるらしいです。”英国式庭園の空気漂うローズガーデンで挙げる領事館ウェディング”だそうです。函館ならではで素敵ですね。

やはり、文化財も維持費がかかるので、他にも利用できる形で考えておくといいのかもしれないですよね。五稜郭に復元されている函館奉行所もせっかくなので、結婚式会場として利用するのはいかがでしょうか。”奉行所ウェディング”。出席者は幕末志士のコスプレで。なんとなく素敵な門出にはふさわしくないような気もしますが、結婚生活もある意味戦いですからいいのではないでしょうか。

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ちなみに次男、「(ポケモンがいるから)僕、外で待ってるからママ見てきていいよ」とか言い始めました。仕方ないからついてきてあげている状態です。


領事館の向かい側ではペリーの像の前でツアーご一行様が熱心にガイドさんのお話を聞いています。おそらく半数くらいの方は、ペリーにご興味ないのではないかと想像しています。

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ペリー像の後方、元町公園を登ったところに、函館市重要文化財旧函館区公会堂があります。

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次男「あそこまで登って何があるの?もう帰りたい」
私「レアポケモンがいるかもしれないよ」
次男「わかった」

坂が続いて暑く、歩くには快適とは言い難いのですが、ポケモンの力はすごいです。

函館市重要文化財旧函館区公会堂も人気の観光スポットでした。特にハイカラ写真館というドレスに着替えて写真を撮ることができるというサービスが人気のようで、可愛らしい女の子から妙齢の女性まで皆さん着替えて撮影されていました。

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女子はいくつになってもドレスが大好きですよね。変身したお嬢さん達をパパ激写です。あと20年もすれば、同じようなドレスを着て嫁に行ってしまうんですよ〜。
ドレスを着ているガールズに「あら、かわいいわね〜」とか言ってる私に、次男が「恥ずかしいからそういうこと本当にやめて」と必死でささやきます。「ママもドレス着ようかな」「絶対にやめてっ!」(大声)。

ベビーカーを押していると、「かわいいわね〜。何歳?」とか声かけてくださるのって大抵ご年配の方だったのですが、もう自分自身が近所のおばあちゃん化しています。


その後近隣の観光スポットである教会などで、順調にポケモンをゲットし、元町散策は終了。またてくてく歩いて戻ります。

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ところで、よく観光ガイドなどに掲載されている函館の坂。アジアからの観光客の方に大人気で、皆さんポーズを決めて写真撮影されていました。景色が見事です。

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そして、大声をあげて笑いながら坂を駆け下り、すっ転ぶ次男・・・・・。くるりと一回転して怖かったですがマンガみたいでした。やめてほしいです。

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