さてさて、今年の夏はベトナムということで、当然気になるのがデング熱もろもろの蚊の媒介する病気です。
昨年代々木公園でのデング熱感染が大騒ぎになりましたが、東南アジア、全般的に普通にデング熱流行ってます。
もちろんダナンも例外ではありません。

厚生労働省検疫所のHPでも注意が促されています。
厚生省
※デング熱について http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html

各国の報告形式が統一されていないらしく比較ができないそうなのですが、2015年5月5日付のWHOの公表によると、2015年1月から4月ごろまでで、マレーシアで38,517人、フィリピンで19,946人、シンガポールで2,608人、そしてベトナムでも9,727人デング熱にかかっているそうです(※2015/5/12更新デング熱の感染状況についてhttp://www.forth.go.jp/topics/2015/05121351.htmlより)

また、東京都感染症情報センターhttp://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/dengue/dengue/によりますと、それらの地域から帰国後に発症された方も2015年に入ってから東京都だけで26名いらっしゃるそうです。推定感染地域はインドネシア、フィリピン、タイ、インド、バングラデシュなどのようです。


3年前に訪タイした際もデング熱対策の蚊除けをいろいろ検討しました(当時の記事→デング熱対策虫除け虫除け到着)。

帰国直後に兄弟ともに高熱をだし、デング熱ではないかと焦ったのですが、かかりつけの医師がデング熱の存在を知らなかったことも懐かしい思い出です(当時の記事→プーケット・オチ)。

そんなデング熱も今ではすっかりメジャー入りですね!。
・・・・とか言ってる場合じゃなく、虚弱系の息子達なので、特効薬のない病気はできるかぎり避ける努力をしたいところです。


現在、虫除けとして最も効果があるのは、DEET成分であるようなのですが、ご存知の通り、DEET(ディート)は毒性の強い劇薬でもあるんですよね。

(参考)小児に対する虫除け剤の使用について
・DEET(厚生労働省による通知)
6か月未満の乳児には使用しないこと。
6か月以上2歳未満は、1日1回
2歳以上12歳未満は、1日1~3回
・DEET(CDC、米国小児科学会の推奨に基づく)
2か月未満の乳児には使用しないこと。
小児に使用する場合の濃度は30%以下にすること。
・ユーカリ油(CDC)
3歳未満の小児には使用しないこと
日本で薬局で販売されているのは最大濃度12%までと制限があるようです。


3年前に調べたときはディート成分濃度12%のものは「ムヒの虫よけ ムシペールα」しか見当たらなかったのですが、最近は他にもいくつか発売されているようです。


今年の夏用に我が家が一応用意したのがこちら。こちらも12%です。通常の”スキンベープミスト”は10%で、こちらの「医薬品」と記載があるものだけ12%です。Amazonにはなかったので薬局で購入しました。(→フマキラーのHPご参照:http://www.fumakilla.co.jp/products/insect/skin-vape/-sh.html)

こちらのボトルは200mlでJALの場合、「防除用医薬部外品」は機内に500mlまで持ち込めるそうです。ベトナム航空はHPによると液体は全て100mlまでと記載ありましたが、問い合わせ(2015/6/9現在)ましたところ虫除けは1容器500ml以下なら可ということでしたので、大丈夫そうです。でも念のため、ムヒのムシペールα(60ml)を別途購入しようかと思っています。

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現地では12%はデフォルトのようでした。
こちらはタイで購入した虫除けです。濃度12%。現地ではより濃度の高いものも販売されているようです。
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夏の間自分用にバッグに常備しているこちらは6%ですね。子どもが林間学校に持っていたのですが、蚊にさされまくって帰ってきました。蚊が多いところではなかなか厳しいのか、子どもがきちんと塗らなかったのか・・・後者の可能性のほうが高いです・・・。

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こちらは、肌につける虫除けではないですが、我が家での効果が絶大なのでご紹介します。ブ~ンとしていた羽音がぴたっとなくなりますからね。怖いです!毒を撒いてる感が半端ないです。ピレスロイド系の殺虫剤をものすごく細かい粒子で空中に浮揚させ続けているらしいです。気管支系疾患のある子ども達の寝室には散布しないようにはしていますが、去年大人はこれで安眠を手に入れました。
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こちらホテルの部屋対策にもっていく気満々だったのですが、ベトナム航空に問い合わせたところ、「火気と高温に注意」との記載があるものについては、持ち込みも、預け入れも不可とのこと。残念!

JALの場合は、こちらは「防除用医薬部外品」と記載があるため、持ち込み&預け入れも可に該当するのかもしれません(→JALのQ&Ahttp://faq.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/4467)確認したわけではないので、お考えの方はご確認された方がいいかと思います。
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でもやっぱりディートなどの薬品系は心配・・・。しかしディートがはいっておらず、アロマでの虫除け等をうたっているものはのものは効き目が正式に認められていないものも多いようです。
効かなくては意味がないですよね・・・。虫除けパッチや虫除けリングなど、いろいろ試しましたが、効果はいまひとつのような・・・・。

子どもが小さい頃はこちらを愛用していましたが、気休めのような・・・・。毒ではないので、頻繁にスプレーできることはよかったですが。でも正直、病気を媒介している蚊が確実に存在する地域での防御用としてはお勧めできません。


いろいろ試した中で、訪プーケットの際に購入したこちらは、効いたような気がしたのでそれ以来、子ども達の首の周りなど、皮膚の弱い部分にはこちらを使用しています。Badger社のANTI-BUG BALMです。香りが強く、べたべたして使いにくいのですが、仕方がありません。最近ではバームタイプのが出ているので、今使用しているのが終わったらバームにしようかなと思っています。

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※Amazonは早いですが、iharb(現地直送)の方がリーズナブルな場合が多いです。使い慣れている方はiharbの方がお得かもしれません。


いろいろ虫除けはありますが、より効果があるのは、肌を露出しないことのようです。まあ、一番効果があるのは、流行地域に行かないことですけれどね・・・・・・・。ええ・・・わかってます・・・・。

ベビーちゃんにはベビーカーのネットがあると便利です。私もこちらではないですが、愛用していました。

せっかくの旅行、蚊に邪魔されずに楽しみたいですね!