多国籍の街”新大久保”でベトナム体験

すみません・・・あっという間に夏が来ていませんか？さわやかな5月はどこへ・・・。このままむしむしした梅雨に突入するのでしょうか・・・。

先日、用事があったので、久しぶりに新大久保へ行ってきました。
確か、前回訪れた時は、韓流ブームで、おばちゃんたち（含む自分）で賑わっており、焼肉屋さんに行った記憶があります。

しかし、それから時が過ぎ、今日訪れた新大久保は、なんだか、ちょっとした街角が異国空間になっていて、びっくりしました。
駅構内にも「韓流と多国籍の街新大久保へようこそ」というような看板がありました、横浜中華街のように”観光地！”という盛り上がりはないですが、楽しいです。

こちらは、googleストリートビューの画像なのですが、おなじみのコリアンストリートです。ブームも下火になり、閉店するお店も多いようです。

一応コリアンストリートらしい写真をとったつもりがなんだかわからないですね。

そして、ここ数年ですっかり有名になったイスラム横丁。時節柄、全般的に警察官の方が多く、写真を撮るのが憚られたのでこちらもストリートビューですが、食材店などとても充実していました。購入したいものを考えてから出直したいです。

それにしても暑いです。暑いと食べたくなるのが暑い国の料理ですよね。ああ・・・あの暑いホイアンで食べたバインセオが食べたい・・。
そう思うともう止まりません。そこで、近くに見えたベトナム料理やさんにふらりと入ってみました。

”ヘオちゃん 新大久保本店”というお店です。支店があるのかは謎ですが、意気込みは感じられます。

平日。ランチタイム。他にお客さんは誰もいません・・・・・・。
でも、メニューは充実しています。バインセオだと思われる”おこみやき”メインのランチセット890円を注文してみました。店員さんもシェフもベトナムの方のようでした。

バインセオとフォーと、ベトナムティーとチェーのセットです。女性ならフォーだけで満腹になりそうな量でした。
求めていたバインセオ・・・私が期待していたバインセオとは何かが大きく違っていましたが、ぱりぱりしていてこれはこれでおいしかったです。つけだれもたっぷりでした。

店内はベトナムの音楽がかかっていて、スクリーンにはベトナム人男女のイメージ映像のようなものがうつっていました。

店内で一人食事をしていると、他のお客さんがお二人いらっしゃいました・・・と思ったらなじみの方のようで（その方々もベトナム人）、なんとなく店員さんと世間話をしています。

平日ランチタイム。ベトナム語で楽しく談笑している3人、そこにしばらくして店長兼シェフ？も加わり、自分のランチを食べ始めました・・・・。
離れたところで一人巨大バインセオをいただくわたくし。ベトナム語で談笑する4人。
このゆるい空間・・・もうそこはベトナム・・・。

完食し、お会計の際、レジ前にベトナムコーヒーの箱が見えたので、この近くにベトナムコーヒーが購入できるお店などがあるのか伺ったところ・・・、

店員さん：「これ欲しいのねー。買えるよ」
私：「え？販売してるんですか？」
店員さん：「うん。ちょっと待って」

と、何かの置き場所になっていたコーヒーをおもむろに取り上げました。この写真の水牛のかごの下にあるコーヒーです。

・・・こ・・これが売り物だったとは・・・。というか、私は売っているお店がないかお伺いしただけなのですが・・・と内心動揺しつつ、価格を伺うと、食事中の店長兼シェフ？らしき人にベトナム語で聞いています。

（勝手な想像）
店員さん「この人、これ買いたいんだって。いくらにする？」
シェフ「えー、それ売り物じゃないんだけど」
店員さん「でも欲しいって。５００円くらいでいい？」
シェフ「それは安すぎだよ。」
店員さん「じゃあ、700円くらいにしとく？」
シェフ「えーーー。まあいいか。じゃあ700円でいいよ」

という、「今、売ることにしてみました」というような会話が交わされたような気が・・。

店員さん：「700円でいいよ」
私：「ありがとうございます」

もうここはベトナム。もちろん箱はつぶれていますし、つもったほこりを手で払って袋にいれてくださいました・・・・。
気付けば、前回ベトナムで購入して甘すぎた3in1をまた購入していました。

でもすごいですよね。
ベトナムから日本にきて、新大久保に店を構えて、商売を始める（←ただの想像）。
異国で言葉も通じない中、商売を始めるその意欲が素晴らしいです。
これに比べたらホイアンで土産物屋を開く（私の妄想）なんて楽なのかもしれないですよね。

・・・まあ・・・平日ランチタイム、結局私以外にお客さんらしき人はいませんでしたが・・・。

多国籍な新大久保。また行きたいです。