先週、エアアジアとジェットスターに対して、整備に関する点で、国土交通省航空局からの厳重注意がありましたよね。
(参考:国土交通省HPジェットスター・ジャパン(株)及びエアアジア・ジャパン(株)に対する厳重注意について)
このブログも「きゃーLCCのプロモーション安い!」とか言ってる能天気ブログなので、実際のところ、整備とかどうなのかなと思って調べてみました。
結論としては、素人なので、ちょっと調べたくらいでは全然わかりませんでした。すみません。
このことに対するマスコミなどでの論調としては、全般的に「急ごしらえで採算重視のLCCなので、安全性に対して疑問が残る」というようなものです。
(例:東洋経済:『LCCで初歩的ミスが相次ぐワケ』)
整備が実際どうなのか、というのはよくわからないのですが、念のため航空会社の死亡事故についてチェックしてみました。
※航空会社の事故率について詳しいAirSafe.com
このサイトによると、アジアとオーストラリア地域の1970年以降の航空会社別死傷事故率(推計)はこのようになっています。
FLEというのが、”estimate of the fatal event rate per million flights”のことで、100万フライトにおける死傷事故率(推計)です。
Lastというのが、一番最近に起きた死傷事故があった年ですが、アシアナエアラインの事故などは記憶に新しいですよね。
やたら事故率が高いのがOther PRC Airlinesですが、これは、Airlines of the People’s Republic of Chinaで、中国の他のエアラインをまとめているものです。いまではもうなくなっている航空会社もあります。
ちなみに1970年以降死傷事故がおきていないエアラインはこちら。エアアジアも1996年以降死傷事故はありません。
これをみると、LCCは新しい航空会社が多いこともありますが、一概にLCCだから死傷事故率が高いとは言えないことがわかります。
もっと死傷じゃない他の小さな事故までピックアップしてみるとまた違うものが見えてくるのかもしれませんが。
もちろん、安全性は何より大事ですが、「LCCは危険!」のような論調ばかりになり、日本でLCCが結局根付かなかったら残念だなと思います。
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