スマホのバッテリー切れに我に返った私と次男、五稜郭のすぐそばにある函館市北洋資料館へ行きました。隣には北海道立函館美術館もあります。

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大人100円、子供50円。

・・・他に観覧者は誰もいません・・・。
観光ルートに入っていないんでしょうね〜。
この日2度目の貸切スポットです。

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入ってすぐに白熊とトドの剥製がどどーんと展示されていました。
次男は「トド大きいね〜!」とトドの大きさにびっくりしていました。


全体的に昭和を感じさせるこじんまりとした資料館です。
”ボタンは押してみる”という習性のある次男、モニターテレビの上のボタンを押したところ、いつの時代のDVD?という画質の悪~いDVD番組スタート!
止め方が分からないので、このままここから立ち去ろうと思ったのですが、近くにいらしたボランティア?警備?のおじさまが、内容の解説をしてくださったので、動けません・・・。

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誰もいないこじんまりとした資料館の片隅にちんまりと座り、北の漁に関する画質の悪〜いDVD鑑賞・・・。
私はここで何をしているのかな?まあ、ポケモンGOよりもいいよね。と思いながら北洋漁業について学びます。
北洋漁業について生まれてから一度も考えたことなどないだろう次男がいろいろおじさまに質問し始めましたが、今そのDVDを見ているよね?という質問内容。次男は最近、学校の視力検査でゲームのやりすぎによる視力悪化が判明し、近いうちにメガネを購入しなくてはいけないのですが、もしかしてこのDVD見えてない?


おじさまはその後もガイド状態で詳しく説明してくださいまして、ものすごく勉強になりました。
「蟹工船」の模型です。蟹工船といえば小林多喜二のプロレタリア文学。過酷な仕事だったのだろうと思いますが、1年漁に出ると家が建つ位の報酬はあったそうです。

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小さな施設なのですが、面白かったのが、”北洋漁船体験”です。

てっきり流行りのシミュレーション的な何かかもしくは3D的な何か?と思いきや、海の画像を見ながら、思いっきり揺らすという地震体験装置に近い斬新なものでした。結構揺れます。3分が長く感じ、酔いそうです。船酔いの入り口気分が味わえるという意味ではある意味リアルな北洋漁船体験ができます。

ただ、沖縄で乗った台風直後の渡嘉敷島への船はもっと揺れたので、実際の北洋漁船の揺れはおそらくこんなものではないのだと思います。実際の揺れを再現したら怪我人が出そうです。

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五稜郭のすぐ隣ですので、五稜郭ついでにいかがでしょうか。